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【費用はどれくらい?インフルエンサーマーケティングの料金相場】気になる費用対効果を検証!

こんにちは!Natee編集部です!

個人がSNSで力を持つようになり、社会に影響を与えるようになりました。そのような影響を与える人たちは「インフルエンサー」と呼ばれるようになり、彼らを利用した「インフルエンサーマーケティング」が広がりつつあります。

インフルエンサーマーケティングを理解せずに始めてしまうと、思った結果がでないことがあります。
まだインフルエンサーマーケティングを深く理解できていない人はまずこちらの記事をお読みください。約9000文字の大ボリュームですが、「誰でも詳しく理解できるように」イラストも使って書いてありますのでポチッとクリックしてみてください!

今回の記事では
TikTokの公認MCNとしてZ世代・若者向けの広告を制作してきた実績のあるNateeの編集部が
「インフルエンサーマーケティングの費用はどれくらい?」
「従来のマーケティング手法との違いは?」
「特徴や費用対効果はどれくらい?」

こういった疑問に徹底的に答えていきます!


インフルエンサーマーケティングの活用例

インフルエンサーマーケティングでは定番の手法がいくつか確立されています。ここでは、その手法を4つ解説します。それぞれのメリット・デメリットを確認してください。

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①商品をプレゼントしてSNSへ投稿してもらう

インフルエンサーに自社製品をプレゼントしてSNSにレビュー動画や画像を投稿してもらいます。マイクロインフルエンサー以下のインフルエンサーに依頼する場合によく採用される手法です。

フォロワーが1万人を下回るとSNSアカウントを使って企業のプロモーションを支援しようと考えるインフルエンサーは少なくなります。そういったビジネス志向の薄いインフルエンサーは報酬なしでもプロモーションに参加してくれる可能性があります。ただし、自分のSNSにおける活動に誇りを持っているケースもあるため高圧的な態度で依頼すると拒絶されるでしょう。2019年以降、マイクロインフルエンサーの存在感は増しているため依頼も増えていると考えられます。フォロワー数で対応を変えるようなことは慎むべきです。

注意したいのはディレクションについてです。ブランドイメージの構築を目的にしている場合は投稿を見たユーザーが特定の印象を商品に持ってもらう必要があります。その場合、投稿内容を事前にチェックすべきですが、この手法ではできません。インフルエンサーに投稿に関するルールを伝えることで対処できるケースもありますが、逆にモチベーションを下げる結果になる可能性もあります。

こちらの意向に従ってほしい場合は注意が必要な手法です。

②商品をインフルエンサーが実際に購入してSNSへ投稿してもらう

コモディティ化しているお菓子やレトルト食品など低価格でどこでも購入できる商品をレビューしてもらう場合は、商品を送らずに直接購入してレビューするようお願いするケースもあります。企業側は商品を送る手間とコストが省けますし、インフルエンサー側も自分のペースで動けるメリットがあります。

この手法でアピールする商品は、すでに知名度が確立されているものが多いためプロモーションの効果を高めるにはインフルエンサーのクリエイティビティが欠かせません。クリエイティビティをダメにしてしまう一番の要因はルールです。投稿内容にルールを設けるとインフルエンサーの創造性に悪影響を及ぼし、投稿の質を低下させます。相手任せのこの手法では徹底的にインフルエンサーの裁量を認めるのが成功のポイントになるでしょう。

当然ですが、この手法はプロモーションを依頼する形はとりません。キャンペーンを告知して「よかったら参加しませんか?」と一般ユーザーに参加を促すスタンスでインフルエンサーに声をかけます。お願いする立場であることを忘れずにいましょう。

③インフルエンサーが情報をSNSへ投稿するだけ

最小の負担でインフルエンサーマーケティングに参加して欲しい場合に利用する手法です。インフルエンサーに、フォロワーに伝えて欲しいメッセージや情報を伝えて、それをSNSで投稿してももらいます。1つの文を投稿してもらうだけで完了する場合もあります。

投稿する情報は「イベントなどの告知」「サービス、商品、アプリの紹介」などです。文または文章を投稿するだけですから負担はありません。インフルエンサーに拒絶されることは少ないでしょう。ただし、インフルエンサーの普段の投稿と矛盾する内容や、好みと反する商品の紹介などには厳しい態度をとられる可能性もあります。

唐突にいつもと違う発言や、投稿で触れたことが無いジャンルの商品やサービスを紹介したらフォロワー離れの原因になります。インフルエンサーと良好な関係を保ち、プロモーションの効果を維持したいならインフルエンサーの個性を尊重するよう注意すべきです。

④インフルエンサーがイベントへ参加しSNSへ投稿

インフルエンサーに企業が主催するイベントに参加してもらい、その様子をSNSで投稿してもらう手法です。イベントの他にも自社サービスを体験してもらうこともあります。

他の手法よりも投稿内容が充実するためにフォロワーの反応が良いです。インフルエンサーが純粋にサービスを楽しむ姿を動画で見せればフォロワーの多くは喜んで最後まで視聴してくれるでしょう。サービスのメリットや関連情報を余すことなく潜在顧客であるフォロワーに伝えられます。「いいね」などのエンゲージメントに関連したアクションを増やしたい場合にも有効です。

インフルエンサーと投稿内容について事前に打ち合わせができるメリットも見逃せません。他の手法ではリアルタイムのディレクションは事実上不可能ですが、この手法では極端な話、ワンカットごとにディレクションできます。企業の意図通りの投稿に仕上があるでしょう。

デメリットはコストがかかる点です。イベントの開催費用や交通費、さらにはインフルエンサーのスケジュール調整も必要になるでしょう。


インフルエンサーマーケティングの料金相場

インフルエンサーマーケティングには様々な費用がかかります。運用方法によって各種費用は大きく変動するため費用の総額を提示するのは簡単ではありませんが、気になる費用をいくつか解説します。

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①インフルエンサーと直接交渉する場合の相場

コストを最小限に抑えるにはインフルエンサーとの直接交渉するのが一番です。投稿する動画や画像といったクリエイティブに直接提案できる利点もあります。

直接交渉の場合にかかる費用の内訳は次のようになります。

・インフルエンサーへの報酬(キャスティング費用)
・動画や画像の制作費用(クリエイティブ費用)
・スケジューリングなどのマネージメント費用
・マーケティング全般におけるディレクション費用
・インフルエンサーの交通費などの諸経費

いずれの費用もマーケティングでどのような施策を行うかで大きく変わってきます。この中で気になる費用はキャスティング費用でしょう。クリエイティブの制作費用は実質、キャスティング費用に含まれる場合も多いです。

キャスティング費用はインフルエンサーのフォロワー数に大きく左右されます。その他にもプロモーションの内容やフォロワーの属性によっても変わってきます。例えばインフルエンサーをイベントに呼んでレポート形式の動画を制作しプロモーションする場合は、シンプルに商品をレビューするよりも報酬が高額になります。しかし、いずれもフォロワー数ほどの影響力はありません。

フォロワー数がキャスティング費用を左右する理由は、キャスティング費用がフォロワー1人あたりの費用(フォロワー単価)で語られる習慣があるためです。例えば「1フォロワー2円」のように費用を表現します。この形式でキャスティング費用の相場を紹介すると、フォロワー数10万人程度の一般的なミドルインフルエンサーの相場は1フォロワー2~3円になります。フォロワー数が数十万人を超えるような人気インフルエンサーは1フォロワー4~6円です。仮にフォロワー単価2円でフォロワー数10万人のミドルインフルエンサーに依頼する場合、そのキャスティング費用は(10万人 × 2円 = 20万円)になります。これにその他の費用が加わります。ディレクションやマネージメントに関して詳しいスタッフが自社にいれば費用を抑えることが可能でしょう。

②キャスティング業者に依頼する場合の相場

手間のかかるインフルエンサーの選定や交渉を全てキャスティング業者に任せる場合は、前述したキャスティング費用をはじめとする4つの費用の他に仲介手数料がかかります。仲介手数料の相場はキャスティング費用の10%~30%ほどで、仮に1フォロワー3円であれば手数料を含めると4円~5円になります。もちろんキャスティングするインフルエンサーの影響力やフォロワーの属性によっては高額な手数料を請求されます。

キャスティング以外の費用も直接交渉する場合よりも高額になります。それぞれの相場は次のとおりです。

・ディレクション費用 3,000円から
・クリエイティブ制作費用 2,000円から
・マネジメント費用 月額2万円~30万円ほど

この他にもキャスティング業者によってはプロモーションの効果を測定しレポートにしてくれるサービスを提供しているところもあります。施策の効果を確認することはマーケティングに欠かせませんから、事実上レポート料金は必要経費になるでしょう。

③マイクロインフルエンサーの相場

中小企業が費用を抑えてインフルエンサーマーケティングを実施するのに活用しているのがマイクロインフルエンサーです。料金が他のインフルエンサーよりも大幅に安いため項目を別にして解説します。

マイクロインフルエンサーに依頼する場合は直接交渉が基本です。WEBのマッチングサービスを利用することもありますが、キャスティング費用の相場は1フォロワーあたり無料~1円ほどと格安です。割り切ったマーケティングを行う場合はインフルエンサーに提供する商品のコストと送料だけで済みます。

これまではマイクロインフルエンサーを利用する場合はマネジメントコストがかかりました。マイクロインフルエンサーはフォロワーが少ないためにマーケティングで効果を上げるためには複数人と契約する必要があり、管理コストがかさみます。しかし近年はインフルエンサーと企業をマッチングするWEBサービスの質が向上し、インフルエンサーが抱えるフォロワーの属性を閲覧できるようになりました。ノウハウの無い企業でも手軽にマイクロインフルエンサーに依頼できます

料金が格安な分、キャスティング業者の関連サービスはいささか貧弱です。インフルエンサーの選定に関するノウハウの書かれたドキュメントを閲覧できる程度で、選定からマネジメントまで全て企業が自ら行う必要があります。


インフルエンサーマーケティングの費用対効果

テレビCMを補足する存在として注目されているインフルエンサーマーケティングですが、実際どれだの費用対効果があるのか気になります。そこで3つの事例の費用対効果を試算してみました。

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①新規顧客獲得の費用対効果

名古屋市で営業する「四川伝統火鍋 蜀漢」は過去にミドルインフルエンサークラスのユーチューバーにプロモーションを依頼しました。プロモーションの狙いは新規顧客の獲得もしくは認知度向上です。

プロモーションの総費用や獲得した顧客の数は公開されていませんが、ユーチューバーの単価、クリック率、成約率、それぞれの平均値と公開されているユーチューバーのチャンネル登録者数と動画再生数を使ってキャスティング費用と新規顧客の獲得数を試算します。

■キャスティング費用
261,000(チャンネル登録者数) × 1.5(登録者1人あたりの平均単価)=391,500円

■新規顧客獲得数
130,000(動画再生数) × 0.8%(クリック率) × 1%(食べログのコンバージョン率)=10.4人

■新規顧客を1人獲得するのに費やしたコスト
391,500 ÷ 10.4=約37,644円

キャスティング費用は約39万円になりました。実際はこれにマネージメント費用やディレクション費用が加えられるため、さらに高額になります。ミドルインフルエンサークラスのYouTuberですから本来の単価はもっと高くなるでしょう。

試算では獲得できた新規顧客は思いのほか少ない人数になりました。これは再生数がチャンネル登録者数の半分程度しかなかったためです。YouTubeはクリック率が低いため再生数が伸びないと成果には結び付きません。さらに新規顧客と判断されるためには動画に貼られたリンクから食べログの店舗情報のページに移動して予約する必要があります。食べログにおけるコンバージョン率の平均は1%です。クリックとコンバージョンの2重の壁を打ち破る必要があるためキャスティング費用の割には成果が出ない結果になりました。

動画の再生数だけ見るとプロモーションが成功したように思えますが、目的であろう新規顧客の獲得に注目すると、それほど成功したようには見えません。しかし、この試算だけでユーチューバーを使ったインフルエンサーマーケティングは効果が薄いと判断するのは間違いです。紹介した店舗とインフルエンサーのフォロワーとの相性が良ければクリック率は最大20%近くまで上昇します。仮にクリック率が20%であったら、新規顧客獲得数は20倍以上になります。

②人気タレントを使った認知度向上キャンペーンの費用対効果

認知度の向上を目的にインフルエンサーマーケティングを実施する場合、とにかくプレビュー数を稼ぐことが何よりも重要です。愛媛県は観光地としての認知度を高めるために吉本興業にプロモーションを依頼します。キャスティングされたのは3年連続でM1グランプリ準優勝を獲得したお笑いコンビ「和牛」。彼らの個性を活かしたコメディ調のPR動画は話題となりYouTubeにおける再生数は140万回以上再生されました。

和牛は水田 信二さんと川西 賢志郎さんの2人からなるコンビで、2人のtwitterフォロワー数を合計すると約70万人です。重複分を考慮すれば実質の2人のフォロワー数は35万人ほどでしょう。フォロワー単価は人気お笑い芸人であることを考慮すると最低でも5円は下回らないと考えられます。以上の情報よりキャスティング費用と消費者1人にリーチするために費やしたコストを試算します。

■キャスティング費用
350,000(フォロワー数) × 5(フォロワー単価)=1,750,000円

■1リーチあたりの費用(視聴単価)
1,750,000 ÷ (1400,000(再生数) × 20%(視聴率) ) =6.25円

1リーチを得るためのコストで用いた式は「キャスティング費用」を「実際に動画を視聴した人数」で割ったものです。YouTubeが提供する広告サービスを使った場合の視聴単価が2円~10円ですから平均的もしくは若干パフォーマンスが悪いレベルです。認知度向上を目的としたインフルエンサーマーケティングの費用対効果を上げるためには動画の再生数を伸ばすのが鍵になりそうです。

③70人が参加した認知度向上キャンペーンの費用対効果

ある大手ドラッグストアはブランドイメージを美容に特化したものに変えるため70人もの美容系インフルエンサーを採用し一大キャンペーンを打ちました。キャンペーン内容は開店した新店舗の様子を写真に撮って投稿するというものです。インフルエンサーマーケティングは継続が重要ですから、キャンペーンは1ヵ月間続きました。

大規模キャンペーンの効果は絶大で、100万リーチを獲得します。さらにオープン当日には120もの投稿が1日で成されました。

70人ものインフルエンサーのキャスティング費用はどれほどでしょう?大人数ですから、おそらく大半はフォロワー数3万人程度のマイクロインフルエンサーだと思われます。ミドルインフルエンサーは3人ほどと仮定します。これでキャスティング費用を試算してみましょう。

■キャスティング費用
67×30,000(フォロワー数)×2(フォロワー単価) + 3×250,000×4=702万円
(※)67はマイクロインフルエンサーの人数

■1リーチあたりの費用
7020,000 ÷ 1000,000=約7円

YouTubeの視聴単価と比較すると1リーチあたり7円かかるのは平凡なパフォーマンスです。ミドルインフルエンサーを増やせばリーチ数は向上しますが同時に費用も上がります。単純に人数をかけるだけではインフルエンサーマーケティングの成果は改善されないことが分かります。


とはいえ数字だけを見ても実際にどれだけの効果があるのか気になりますよね。そんなあなたのために「インフルエンサーマーケティングで成果を出すポイント」について2020年夏の最新事例と一緒に紹介している記事がありますのでこちらをご覧ください!


最後に

インフルエンサーマーケティングの費用や費用対効果は運用方法によって大きく変わります。インターネットで見つけた事例で紹介された手法を真似ても同じ結果が得られないこともあるでしょう。費用対効果の感覚が身につかないうちはキャスティング業者を活用して見識を深めるのも賢明な選択肢です。その場合は詳細なレポートを提出してくれる業者を選んでください。

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

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